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3月のライオン【前編】の映画が意外におもしろくなかった


3月のライオンは原作が好きで、ずっと読んでいる漫画の1つです。羽海野チカの前作「ハチミツとクローバー」も好きだし、羽海野チカが描くキャラクターの絵が単純に好きです。3月のライオンはNHKでもアニメ化もされ、とうとう実写映画化ということで期待を持って映画館に足を運びました。

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キャストは抜群に良い

原作好きとしてはキャストは、ほぼ言うことなしです。神木隆之介が主人公「零」役。高校生の役ですが、23歳の神木君が演じても、全然問題なしです。人との付き合いが下手な感じや、ちゃんと初対面の人とは目を合わせて話せなかったり、目を泳がせながら人と話す演技は、とても素晴らしく、まさに原作の「零」でした。

あと、天才将棋史である「宗谷冬司」役の加瀬亮も役にぴったりです。加瀬亮が出ている作品はSPECを見たのが最後で、SPECでは熱血でとても動的なイメージの男を演じていましたが、今回の宗谷は透明感に満ち溢れており、静的なイメージを原作通り表現しています。加瀬亮ってやっぱしカッコいいんだなと改めて思いました。

あと、個人的に良かったと思うのは、主人公の義姉役の「香子」を演じた有村架純。この役って、主人公に冷たくしたり、ちょっと心を開いたりと難しい役だったと思うのですが、とても良かったです。有村架純ってかわいい役が多かったと思うのですが、この「香子」で嫌な女性を演じて、役の幅が広がったのではないかと思いました。

少し、原作のイメージと違うなと思ったのは、主人公がお世話になる川本家の次女「ひなた」役の清原果耶。朝ドラの「朝が来た」で、この役者さんは知っていたし、素敵な女優さんだと思うのですが、ちょっと川本家のイメージと違う気がしました。目がキリッとしていて力強い感じが、その違和感だと思います。川本家の人々ってまん丸の目で、特に「ひなた」もそう原作では描かれています。川本家の長女役の倉科カナや三女役の子役の子も原作通りまん丸の目の女優さんだったので、清原果耶だけ、血がつながってない家族のように見えてしまいました。

話にまとまりがないような気がした

原作の漫画は大体1年に1冊刊行される位のスローペースなことと、1つのストーリーが展開していくというよりは、ちょっとオムニバス形式的に描かれているので、それを今回の映画では2時間半に無理やりくっつけた感じです。なので、原作を知っている、僕は、ついていけましたが、原作を知らない人にとっては、「この映画は誰に感情移入して、誰目線で映画を見ればいいんだろう?」っていう感覚に陥ったのではないかと思いました。

2時間半見終わって、結局何が言いたかったの?って気になる人もいるのではないかと思いました。まあ、2部作で後編が4月に公開されるので、それを見てから最終的な感想は変わると思いますが。

川本家とのつながりが薄い

この映画で一番残念だったのは、零と川本家とのつながりがちゃんと描かれていなかったことです。「ちゃんと」とはどういうことかと言うと、家族の温かさを知らない零が川本家の人々と触れ合うことによって、人の家族の温かさを実感し、それを愛おしく感じ、徐々に川本家の人々に心を開いていく様子が描かれていなかったということです。

映画を見た感じだと、ひょんなきっかけで、川本家の人と関わりを持つようになって、川本家の人が一方的に零を心配していて、なんとなく、川本家と一緒に夏や冬も一緒に過ごす機会が増えていてという風に零+川本家の様子はあるのですが、やはり川本家に対する零の心情が描かれていない。

後編の予告を見た限りだと、後編は零と川本家のお話がメインになるはずです。僕が原作でも最も好きなところです。このまま、後編にはいっていくのが、ちょっと心配。この映画を見ただけの人だと、「あれ零君って、そんなに川本家に入れ込んでたの?」っていう感想を抱くような・・・

という具合にちょっと期待していたよりは面白くなかったですが、でも後編は公開されたら絶対見に行くと思います。後編の方がまとまった1つのストーリを軸に描かれるので、前編よりは見やすいと思いますし、先述の通り、後編で描かれる内容の方が僕自身が原作で好きなところだからです。

4月に公開される後編が始まるまえに、予習として原作を読んでみることをお勧めします。

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