俺はBase Ball Bearが好きだ!
2008年辺りから今でもずっと変わらず聞き続けている邦楽バンド「Base Ball Bear」(以下、ベボベ)
ワンマン行ったり、フェスに行ったりして生で何度も彼らを見てきた。
自分と同学年のバンドだからということもあって、ボーカル小出祐介の書く詩にも共感できる部分が多く、演奏も好きだし、学生時代からの仲間通しで変わらずバンドを続けたという彼らが、自分の憧れをそのまま体現したようなバンドなのでずっと応援している。
が、しかし!
デビュー10周年記念イヤーである2016年にギターの湯浅将平が突然の脱退。この事実はファンにとっても、メンバーにとっても、まさに晴天の霹靂だった。
ファンは戸惑った。2ギター体制のバンドでギターが抜けるって!?
あの4人の絆は何だったのか!?
Base Ball Bearはどうなってしまうのか
いつも寡黙なギターの湯浅将平。正直ファンから見ても静かすぎて、いじられキャラで何を考えているよく分からない人だった。でも、ライブの合間で行われる「ダンス湯浅将平」という湯浅が本能のまま踊り狂うパフォーマンスには、ファンのみんなも狂喜乱舞したし、湯浅のギターソロにはみんなしびれていた!少なくとも俺はそうだった!
ずっと、学生時代からの変わらずのメンバーで、4人の演奏(2ギター、ベース、ドラム)だけでできる音楽を追求するというスタンスが好きだった。同世代の俺はそんな4人の絆に憧れていたので、湯浅の脱退は、正直参った。このまま、ベボベのファンでいれるのかどうか。彼らが次に作る曲はどうなってしまうのか?
そう、僕はこれからも変わらずベボベが好きで入れるか不安だった。
ただ、ただ不安だった。
3人体制になったベボベ
3人体制になってもベボベは活動を止めなかった。それどころか、サポートギターを積極的に迎え入れることにより、湯浅が脱退したことを逆にエンターテインメントに昇華していった。そのサポートギターの面々が以下の通り本当に豪華だった。
- 石毛輝(The Telephones)
- フルカワユタカ(元DOPING PANDA)
- 田渕ひさ子(元NUMBER GIRL)
- ハヤシヒロユキ(POLYSICS)
- 津野米咲(赤い公園)
フルカワユタカ氏がサポートギターとして参加したベボベのライブが3人になってから、俺が参加した初めてのライブだった。
湯浅が居ないことに違和感は確かに感じた。
でも、それ以上に感じた思い。
俺、やっぱベボベ大好き!
「安西先生、ベボベがやりたいです!」
その後の、2016年の秋のツアーからはKIRINJIの弓木英梨乃をサポートメンバーとして30数本のツアーに旅立ったベボベ。
ツアー最終日のZeepTokyoのライブにも参戦した。2ちゃんねるでは弓木さんのギター演奏に対して称賛の嵐だったので、早く見てみたいとずっと思っていたが、本当に凄かった。「海になりたいPart2」のギターソロなんかは聞いていて、本当にトリップしそうだった。
僕は、もう湯浅のいないベボベのライブを完全に受けれることに成功していた。
だが、3人体制になってからの新譜はどうなんだろうという、不安はまだ胸の中にあった。
3人になってからのNEWアルバム「光源」
NEWアルバム「光源」のリリース情報が解禁されたときは、曲数の少なさに一番びっくりしました。「全8曲」少ないなと。本人たちは雑誌のインタービューで10曲位候補があったけど、8曲で十分だったとのことで、8曲にしたらしいです。ただ、僕は10曲の方が良かったです。もっと、3人体制になった新しい彼らの曲を聞きたかった。
アルバムのリード曲として「すべては君のせいで」では、女優の本田翼がMVに出演しており、今回でベボベのMVに出るのは3回目になります。
そう、もっと彼らの新曲を聞きたかった。
そんな風に思える位、今回のアルバムは良かった。
公式ホームページでは、このNEWアルバムの説明が以下のようにされています。
新体制となったBase Ball Bear初のオリジナルアルバム。
バンドの永遠の主題である<青春>に新たなアングル/解釈から迫る”2周目”の世界を描いた作品となっています。
正直、また「青春」とかって言ってるのかと思いましたが、時間が経ったからこそ、青洲時代のことを冷静に振り返れると、ボーカル小出は言っています。また、歌詞も学生の頃の青春時代のことを歌っているように見せかけて、今とリンクしていたり、急に時間軸が学生時代から大人になったりするものもあり、歌詞を見ていても本当に小出祐介のライターとしての能力に脱帽してしまいました。
今回のアルバムリリースに関して、色々なWEBメディアでインタビューに答えているので、ぜひ一読してほしいです。読むことにより、アルバムの感想が変わってくると思います。
音楽ナタリ:3人になったBASE BALL BEARが放つ青春
CINRA.NET:Base Ball Bear小出が語る、脱退劇も武器に変えたバンドの「今」
OK MUSIC:対象化された青春を描きたくなった
エンタメステーション:新体制になって初、デビューから10年のニューアルバムで、Base Ball Bearが「青春を歌うこと」に戻れた理由
特に素晴らしかった曲
今回のアルバム8曲は、どれも素晴らしく。今まで禁じてとしていたシンセサイザーの導入したり、でも今までのベボベらしさは失わず、歌詞も今までのベボベの楽曲で登場してきたようなものが散りばめられており、往年のファンにはニヤリとしてしまいます。
特に素晴らしいと思った楽曲は4曲目に収録されている「寛解」という楽曲。MUSICAという雑誌で、現代の人々はみんな病んでいて、自分を許してくれるような包み込んでくれるよな、小さいころ感じた「母親の温かさ」を求めている。そんな、男が抱えている、マザコン的な感覚を否定せずに歌ったと言っています。
歌詞の最後に歌われる「すべての嘘 謝れなくて 一人ぼっちの僕を赦して 明日に帰るために 僕のことを抱きしめてほしい 母のように」というところがたまらなく好きで、僕のおセンチゾーンをガンガンついてきます。
今回のアルバムは、コーラスは全てベースの関根が考えたとのことですが、この曲のコーラスも本当に優しいコーラスで、聞いていて癒されれます。
6月からは、また長いツアーが始まります。2018年まで続くライブで、サポートはまた弓木さんとのことで本当に楽しみです。湯浅がいなくなったことは本当にショックでしたが、人は立ち止まっていられない。どんなことがあっても、時間が進む限り前に進んでいくしかない。そんなことをベボベに教えてもらいました。
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