今の会社に入って初めて所属した部署の課長(現在は別の部の部長)と2年ぶり位に飲む機会があり、そこで沢山ためになる言葉を頂くことができました。元々、凄いパワフルな方でしたが、パワフルさはそのままで、そこに優しさと温かみが加わり、ますます最強の社会人になっていました。
諦めた時に人は老ける
人はいつ老けるのか、それは諦めた時だと言われていたのがとても印象的でした。だから、絶対諦めるな。
可愛い女の子がいて、その子と付き合いたかったら諦めずに一生懸命頑張って何とかしようとするだろ?仕事もそれと一緒だよ。俺は沢山やりたいことがあってそれをなんとか実現させたくてやってきただけだ、諦めずに。
この中で諦めた数の少なさで言ったら俺が1番少ないと言い切っていた姿が、カッコ良く、好きな女の子のくだりが妙に納得でき例え方の上手さに感心しました。
社会人5年目が終わろうとしているのですが、最近自分が普段関わる大人たちについてモヤモヤとした感情を抱いていました。でも、部長の話でハッキリと分かりました。彼らは諦めてしまっているのだと。
分からないことがあったら、分かろうとする努力。知らないことを面倒くさがらずに勉強する努力。未知の経験をした時に自分がどのようにそれに立ち向かい乗り越えるのかという冒険心と自分自身への期待。彼らは全て諦めて、現状の自分のまま惰性で生きている。
自分は、絶対諦めたくない。そうすれば、もっと、もっと人生は面白くなる。昨日より今日。今日より明日と成長していきたい。そうすれば、あの部長のように若々しく活き活きと生きれる。そうしたいと強く感じました。
今という瞬間を積み重ねた先に未来がある
部長に夢や目標ってあるんですかと尋ねたさいにこう答えられました。何か目標があって、それに向かって頑張るんじゃなくて、やりたいことがあってそれを何とか実現しようと試行錯誤している。その結果が今のポジションについているだけだ。
よく、こんな話を聞きます。夢や目標を定めてそこから逆算して、短期、中期、長期的にどのようにすればそれが叶うかアクションプランを考えろと。言ってる内容は最もだとは思いますが、自分はこの考えに昔から疑問がありました。揺るがぬ夢や目標を持っているひとは確かにいるが、大多数の人はそうではないのではないかと。自分もその1人でした。漠然とした夢はあるけれど、よく自分自身でもそれが本当の望みか分からない。そのことに悩んだ時期もありました。でも、夢が曖昧でも毎日、毎日を精一杯生きて、ギリギリまで頭使って、チャレンジをすることを続けていれば、自分自身を今よりも面白い環境や人たちに出会いを与えてくれる。
部長もそうやって生きてこられたのだと思うと、少し勇気になりました。
もっと、もっとって自分自身への好奇心を捨てずに生きて行きましょう。
そうすれば、いつまでも私たちは老いることなく生きていけます。
photo credit: Rob Swystun via photopin cc
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