何か流行ってたから、嫌われる勇気をKindleで読んでみた!

オススメ

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暇な時にいつでも本を読めるのでKindleで本を買うことが多くなりました。kindleで本を読み終えると、賢いAmazonが勝手にオススメの本を紹介してくれるんです。まぁ、勧められたからどんなものかちょっと見てみるかと、その本の商品ページにアクセスしてみます。それで出会った本がこの「嫌われる勇気」
確か、電車の中の中吊り広告かなんかで見たことある本だなぁと思いましたが、それ以上に驚いたのが、レビューの数でした。

Amazonで何か商品を買う時は、大体レビューを見るのですが、この「嫌われる勇気」はレビュー数が多いにも関わらず、評価が4.5と高い評価を維持していました。
基本的に自己啓発書の類は嫌いです。大概の自己啓発書は同じことを書いていて、実用性に欠ける部分が多く、そんな内容を書いている著者を儲けさせるのがしゃくなため、自己啓発書の類は買わないと決めていました。持論として自己啓発書を読んでいる暇があるなら現実の世界で、自分が抱えている問題を正確に認識し、それに逃げずに向き合っていれば、自己啓発書なんかよりも遥かに自分を成長させてくれます。

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では、何故「嫌われる勇気」を読んだのか?

この本は、ただの精神論や著者の成功論に基づいた本ではなく、アルフレッド・アドラーという心理学者の「アドラー心理学」を基にしていること。また、多くの自己啓発書にありがちな「で、結局どうすればいいのよ?」にも逃げずに的確に答えていることです。この本は自分に自信のない、世界を斜に構えてしかみれなくなった1人の青年とアドラー心理学に出会うことにより生き方を変えることができた老人との対話形式で描かれています。

過去の行動やトラウマが今の自分の行動をきめているのではない

一般的に現在の自分を抱えている悩みは、昔あんなつらいことがあったから、今度も上手くできないと、過去に失敗の原因にフォーカスしがちです。そして、それらがトラウマとなり、現在の自分の足枷となり、一歩を踏み出せず、変化することを恐れます。過去のトラウマに焦点をあて、人々が抱える無意識下のトラウマにアプローチしていく方法がフロイトの精神分析であり、人生を因果律に基づく物語として捉えてしまいがちです。アドラー心理学はそれを真っ向から否定します。

目的に従って生きていくという考え

過去に原因を求めてはいけない、トラウマを否定せよ、人は過去の原因に突き動かされる存在ではなく、なにかしらの目的を達成するためにうごいているのだと。

「嫌われる勇気より」

変えたい自分がいるのに、一歩踏み出したい自分がいるのに、過去のトラウマや自己の欠点のせいにして怖気付いてしまうのは、そうする方が楽であり、傷つかなくて済むからだと老人は説きます。トラウマや欠点のせいにしてしまうことにより、それらがなければ自分はきっと上手くできるのにという可能性を残すことができます。だから、人はトラウマや欠点から逃れることが出来ないのです。どんな結果になろうと、前に踏み出すこと。その勇気を持つことが大事であるというのがアドラー心理学の一つの教えです。じゃあ、その勇気はどうやって持てばいいのかということも、この本には書かれているので、興味のある人は読んでみて下さい。

今、この瞬間を全力で生きろ!

人生は連続する刹那であり、過去も未来も存在しません。あなたは過去や未来を見ることで、自らに免罪符を与えようとしている。過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。「いま、ここ」を真剣に生きていたら、そんな言葉など出てこない。

「嫌われる勇気」より

この本で最も感銘を受けた言葉です。
人生に準備期間なんてありません。あるのは常に今だけです。過去にとらわれることなく、未来のことを心配するのでもなく、今という瞬間を真剣に生きること。その積み重ねが自分自身を未来に連れて行ってくれる。
そのために、過去のトラウマを怖がることなく、どんな結果になってもそれを受け止める。そして一歩を踏み出す勇気と今この時にだけスポットライトを当てる。人生は線ではなく点の連続である。その点の連続がいずれは大きな絵となり自分の人生に
なる。そんなことをこの本から教えてもらいました。

 

 

[嫌われる勇気]
1回読んだだけではなかなか理解できない部分もありますが、
何か悩みを抱えている人がこの本を読むとすごく楽な気持ちにしてくれます。
これからの人生、何か迷った時は何度も読み返したくなる一冊になりました。

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