まだ、日本にいるよ♪
去年の段階でロンドンへの赴任は4月1日に延長と決まっていました。しかし、4月1日に渡英するとなると、ビザの手続き等、赴任までの準備を1月末には開始する必要があり、その時のイギリスはロックダウン真っ只中で、1日のコロナの感染者数も数万人と状況が悪く、4月赴任は延期になりました。
苦悩の日々
4月赴任ができないのであれば、一旦、辞退も検討したいと上司とも話し色々と悩みました。年齢も年齢だし、自分のこれからのライフプランを考え、ロンドンから帰ってきた時の自分の歳を考えると日本に居た方がいいんじゃないかと色々悩みました。あと年度内にAWSのソリューションアーキテクトという資格も取る必要があり、体力的なストレスより心労が溜まって免疫力が弱まっていたせいか3月には帯状疱疹にかかり、激しい痛みで夜も眠れない日があったりで、この1年は本当にしんどい1年でした。何のために仕事をしているのか分からなくなることが何度もありました。コロナ禍の状況で在宅ワークの日々で生のコミュニケーションが減ったのもその一因だと思います。幸せってなんだろう?とか自分が本当に好きなことは何だろう?とか中2病の再来のようなことを考える日々で頭がバグりました。
理想の上司
基本的には悩みっぱなしの1年でしたが、何となく自分の中で妙に納得したり共感できたことをあげたいと思います。去年度は部署移動で上司が変わったこともあり、理想の上司に関して考えることも多くありました。「途上国から世界に通用するブランドを作る。」をミッションにかかがているアパレルブランドのマザーハウスの副社長である山崎大祐氏がYouTubeで実施している「マザーハウスカレッジ」という動画でこのようなことを言っていました。
部下が上司に相談する時は、単純に気持ちを共有したくて相談するときと、解決策のヒントを一緒に探って欲しくて相談する時の2パターンがあり、どちらの相談なのかを見極める必要がある。
これって、上司にとって凄い重要な素養な気がするなと今回のコロナ禍を通して思いました。海外赴任が伸びてこれからどうなるか分からないっていう状況で、誰もこからの世界がどうなるか分からなかった1年。そんな中で自分の気持ちも不安定になることが多かったですが、そんな中、自分に寄り添って話を聞いてくれた人は、異動前の部署でした。その人は問題解決能力もずば抜けているだけでなく、ただ単純に気持ちを知ってほしくて、聞いてほしい時にも寄り添ってくれる人です。自分はそんな社会人になりたいなと思いました。
上手く行かない時には・・・
漫画「宇宙兄弟16巻」を読んでいて、出てきた台詞にも改めて気づかされました。この巻が出た2011年当時の自分も何をやっても上手くいかず、色々悩んでいましたが、以下のセリフにとても感動した記憶があります。そのことは随分忘れていましたが、今年久しぶりに16巻を読んでこの台詞に改めて出会い、また同じように感動と納得をしました。
上が”いつ誰を何のミッションにアサインするか”なんてことは誰にも分からんことだ。俺は去年のISSミッションが初のフライトだったわけだが・・・ずいぶん待たされた。同期の奴らがどんどん先に選ばれる中、なぜ俺だけ選ばれないのか考え苦しんだ時期もある。「なぜ俺はアサインされないのか」「他の奴と何が違う」「何を直せばいい」「デカい事に何が問題があるのか」「じゃあそもそもなぜ俺は宇宙飛行士になれたんだ」「俺はなんで」「今ここにいるのか」正直・・・教官の前でペンを落としただけでも・・・「注意力が散漫な奴だ」と思われ減点評価されるんじゃないかとビクつくことさえあった。
それで・・・アンディはどーしたの・・・・?
考えるのをやめたさ。目の前にある訓練や仕事をさらに増やしてそれで頭いっぱいにしてやった。そういう意味ではこのNEEMO訓練は俺にはちと物足りんな。俺が本気の時はもっとガンガン働けるぜムッタよ。
「宇宙兄弟」16巻より
コロナ禍の今、未来を想定しても不確定要素が多く、悩むことがあります。まぁ、コロナ禍じゃなくても未来は想像した通りにこないことも多いですが、未来に囚われるよりも今出来ることを全力で取り組むことで未来の道は開けるということを改めて教えてもらった気がします。
BREAK THROUGH 自分をブチ破れ!
最後に、最近ハマって元気をもらっているのは「モーニング娘。」です。3月に金スマでうたばん再現ということでYahoo!ニュースになった回がありました。現在のモーニング娘。のメンバーとOBメンバーが出演していて、途中にとんねるずの石橋貴明が乱入してうたばんにOBメンバーが出ていた時のの絡みを再現したり、当時のうたばんでのやり取りを振り返ったりする回でした。特別モーニング娘。が好きなわけではないですが、うたばんはよく見ていたので、懐かしくてついつい普段はTVを見ないのですが見てしまいました。その中で現在のモーニング娘。のパフォーマンスの凄さも紹介され、生歌の凄さとキレキレのダンスと常に笑顔でいる姿を見て、これがプロフェッショナルだと思わされました。
特に凄いと感じたのは日本んで一番の動員数を誇るロックフェスであるロッキンジャパンフェス2019でのライブパフォーマンスの紹介でした。約50分のパフォーマンスでMCは1分未満でとにかく踊り歌う(当然、高パフォーマンスと常に笑顔)ロッキンに客として参加したことのある人なら分かると思いますが、真夏の8月にあれだけのパフォーマンスをするにはどれだけの体力がいることか。一切の妥協を許さない彼女たちのパフォーマンス。この境地に辿り着くまでにどれだけの苦労と苦悩と努力をかさなてきたのかと考えると全力を出して生きてないのに文句ばかり言ってる自分が恥ずかしくなりました。
そこから現在のモーニング娘。にハマり、YouTubeなどで色々動画を見ていると尊敬の気持ちがますばかりです。また、Youtubeのコメント欄で誰かがコメントしていましたが、モーニング娘。の楽曲は日本を背負っている感じがあると書かれていました。確かにモーニング娘。の楽曲は世の中をハッピーにする楽曲が多く、なんとなく、それはSMAPに通じるものがあると思います。特に好きな楽曲は、赤い公園の津野米咲が楽曲提供した「泡沫サタデーナイト!」。彼女はSMAPに「JOY!」という楽曲も提供しているのですが、本当に人をそして世の中を明るくする素敵な曲です。不要不急という言葉がコロナ以降強く発信されるようになりました。不要不急って何?正直頭が悪いからわかりません。誰かにとって不要不急なものに見えるものは誰かにとって大切なものかもしれないでしょ。特にミュージシャンや芸能界の方はこの不要不急という言葉に苦悩した1年だったのではないでしょうか。苦労や苦悩を語って溜飲下げるのは簡単なことかもしれません。でも、常にこんな時代でも常に笑顔でいたい。やっぱり前向きでいたい。そんなことをモーニング娘。から学んだ気がします。
津野米咲さん、素敵な楽曲を作ってくれて、ありがとう。神様はソウルの強い人間を側に置きたがると、10代の時に読んだ小説に書いてました。もっとあなたの楽曲が聴きたかったです、
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