2020年の9月からロンドンで1年半働くことになった~取り返した夢~

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今の会社には海外トレイニー制度というものがある。会社の今後のグローバル展開に備えて、グローバルで活躍できる人材を育てるために1年半海外での仕事をする。今の部署で運用しているシステムは、海外でも同様のシステムが稼働しているため、うちの部署から今までも沢山の人が海外トレイーに選ばれていた。

高校生の頃の夢

以前、このブログでも書いたが、高校時代は「国際文化科」という科に所属しており英語漬けの日々だった。ネイティブスピーカーの先生も3人いたいし、授業も文法重視の英語というよりは、実際に英語を使って、ディベートしたり、ディスカッションしたり、マレーシアにホームスティしたりと、より実践的な英語教育に力をいれているところだった。

1つ上の先輩に鈴木亮平がいたらしい。全然付き合いはないかったけど、西郷どん先輩。

高校生活では、英語ができなさすぎてプライドがズタボロにされたこともあったけど、今の自分を形成する上では欠かせない3年間だった。

当時の自分は英語の先生になりたいとずっと思っていたし、英語の先生じゃなくても、必ず英語を使う仕事につくだろうと夢見ていた。英語が好きで、忙しくなればなるほど頭の回転が速くなり、でも、他人のことは思いやれる。その上、社交性が高い人たちの集まり。そんな皆が好きだった。皆一生懸命だった。

夢から離れた場所

2009年に社会人としてSIerに入社して、高校時代に夢見ていた英語を使う仕事とは遠くかけ離れた場所にいた。社会人になってからはそれなり精一杯やってきた。自分は英語を使わない仕事についたけど、FacebookなどのSNSを通して、高校のクラスメイトは海外で活躍したりする様子を見たり、聞いたりすると、自分は叶えられなかった英語を使って仕事をするという夢を叶えた皆が羨ましかった。

英語を使いたいという浅はかな思いだけで、会社の異動制度を使用して、2014年の下半期に今の部署に異動。同じ様な思いをもって異動してきた人たちが他にも沢山いて、その多くは、僕よりも早く海外トレイーに選ばれた。僕はずっと選ばれなかった。なかなか評価されない時期もあったし、腐りそうになることも沢山あった。それでもめげずに仕事は一生懸命やった。

昨日できなかったことは今日できるようになりたい。去年の自分では、対応に2時間かかった仕事があれば、今年は1時間でできるようにしたい。そうやって、2014年に今の部署に異動してから5年。

夢にまた近づいた

長かった。やっと、念願の海外トレイニーに選ばれた。

もう35歳のおっさんになっちゃったよ、俺。でも、高校生の頃の自分に言ってあげたい。「君の願いは叶うよ、心配しなくてよい。」

まだまだ、ITのスキルも足りてないし、去年は仕事が忙しくて英語の勉強が全然できなかったので、今、必死こいて勉強している。ロンドンに行くまでに残された時間は1年。あと1年であらゆる能力を伸ばせるだけ伸ばす。ロンドン生活で引きこもらないように、現地ではスポーツをしたいと思い、テニススクールにも通い始めた。自炊もできるようにしなきゃ。残された時間は少ない。仕事も相変わらずアホみたいに忙しい。でも、期限が決まっていると、時間は無駄にはできない。1分1秒を無駄にしちゃだめなんだと。

今の自分は一生懸命だ。高校生の頃みたいに。

今回のブログはただの自分語りでした。

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