年次を重ねる度に仕事がしんどくなる、その正体とは・・・

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昨年末から仕事のチーム体制が変わり、また、仕事の範囲が増えました。その結果、自分自身の仕事の内容もワーカーとしての作業よりも、マネジメントよりの仕事が増えました。希望としてはワーカー的にコツコツとスキルを磨き続ける仕事をしていたいのですが、そういってられないので、毎日、試行錯誤しています。

上記のように、仕事の範囲と仕事の内容が変わったためか、毎日異常に疲れます。疲れさせる要因を考え、以下の点があることに気づきました。

  • マルチタスクをしなければこなせない仕事の量。
  • メンバーが見落としている点がないかミクロの視点とマクロの視点を行きしなければならないこと。
  • 発言しなければならない場が増えたこと。
  • 判断を委ねられる回数が爆発的に増えたこと。

特にこの中でも一番、自分自身を疲弊させるのは「判断を委ねられる回数が爆発的に増えたこと」です。

判断をすることは、とても疲れる

人が何か判断を下すときには、相当な体力と脳力を使うと聞いたことがあります。例えば、Appleのスティーブ・ジョブズは、毎日同じ黒のタートルネックのシャツとデニムを着ており、ジョブズをイメージした際のパブリックイメージも、同様に黒のタートルネックとデニムだと思います。

これは服を選ぶという判断に力を使いたくなかったためと聞いたことがあります。本当に大事な仕事に関わることで、判断しなければならないことが多いため、毎日の服装選びでは、何を着ようかという判断を省くことにより、その判断力を仕事に回していたようです。

自分の仕事上の役割は1つのチームのリーダであるため、課長や部長など役職のある方に比べれば、判断しなければならないことの数は大したことはありませんが、去年の今頃と比べると爆発的に判断しなければならないことが増えました。まだ、判断すること、つまり意思決定のプロセスで、絶対外してはいけないポイントとある程度はどうなっても良いポイントを自分自身の中で明確になっていないため、毎日メチャクチャ疲れています。

時々脳みそがシャットダウンして何も考えれなくなる時があります。そんな状態でも色々と判断を迫られますし、メンバーから相談されることが多くて、完全に毎日、疲弊しきっています。

年次が上がれば上がるほど判断すべきことの質と回数が増える

先にも書いた通り、役職のある人は、私が判断していることよりも、より多くの判断を迫られます。また、その判断が課や部の利益に直接つながるような重大な判断であることが多く、それが仕事のしんどさの正体ではないでしょうか。

単純にワーカーとして働いていた時は、正直アルバイトと変わらないと思います。ワークの量が多くて忙しい時もありますが、体力的にしんどくなることはあっても、心が削れれることはそこまでありません。

その反面、判断を委ねられる側の人間は常に「今の判断は本当に正しかったのだろうか?」と自問し続けます。正に禅問答のような毎日。それが上のものが背負う責任感なのでしょう。

今の状態でも苦しいのに、これから社会人を続けることは可能なのだろうかと、時々途方にくれてしまいそうになります。

が、疲れないために、これからより多くの仕事をこなすためには以下の点が大事であることを、今、このブログを書いている時に気づきました。

  • 判断を下す上での主軸をもっておくこと。
  • 一度判断したことは、分類化して、同じようなことの判断は自動化すること。

なかなか、大変ですが、特に判断を下すうえでの主軸をもっておくことが一番大事ですね。それがあれば、その軸から自分の判断がずれているかどうかということを計ることにより、その判断が正しいかどうかの一つの指標になるからです。

仕事をする上で優秀な人

話は少しそれますが、自分が多くの判断を委ねれるようになってから、気づいたことがあります。チームのメンバーから、仕事に関して沢山相談されて、判断を委ねれることがありますが、優秀な人とそうでない人では決定的な違いがあることに気づきました。

優秀な人は、あるタスクに関して考慮しければならない点が1~10まであるなら、8位までは考えます。そのうえで、リーダーである私が、イエスかノーの2択で答えれるようにして相談してきます。

その反面、コイツだめだなと思う人は、1~10あっても5未満くらいしか考えず、何か相談してくる際も、「どうすればいいですか?」といった具合にイエスかノーで答えれないような0ベースでの相談をしてきます。もちろん場合によっては、0ベースでの相談になることもあると思いますが、毎回0ベースで相談してくる人は本当に使えないなと思います。

だったら、俺が0から考えて全部やるよと思ってしまい、仕事を任せたことを後悔してしまいます。

自分も上司に対して相談する時はなるべく、上司が意思決定をしやすいようにイエスかノーで答えれるようにから相談事をまとめてから相談すべきだと、最近あらためて気づかされました。

目下の悩みは、0ベースで相談してくるメンバーがいくら注意しても直らないことですが、それはまた別の機会に。

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